宮川保の伸び伸び野外体験を視察 みえ自然保育協 ササでテント、ロープ遊びなど

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森と自然を活用した幼児教育・保育(自然保育)を目指す「みえ自然保育協議会」(高田短期大学育児文化研究センター事務局=福西朋子事務局長)が14日午前9時から、三重県多気郡大台町江馬の町立宮川保育園(北村千恵美園長、41人)を訪れ、自然保育の現場を視察した。  同協議会は昨年9月に発足。県の豊かな自然を生かし、さまざまな関係機関と連携することで、子供の教育と地域社会づくりに取り組んでいくことを目的にしている。会員には、県教育委員会や大台町、いなべ市などの自治体や団体、個人が入り、アドバイザーに県林業研究所などが加わる。  現地視察は昨年のいなべ市に続き2回目で、大台町が会員であることから実現した。この日は、現役の保育士や同短期大学の学生など8人が宮川保育園を訪れ、園内の取り組みや周辺環境を視察して、意見交換を行った。  同園は1996(平成8)年に開園し、地元の自然に触れたり地域の人と交流したりしており、5年前からは野外体験保育を実践。特に同園の裏にある空き地を活用して、子供たちがササや落ち葉など自然の素材を使った遊びができるようにしている。  この日も、園児たちは慣れた手つきでのこぎりを使ってササを切り出し、テントや秘密基地を作ったり、木に結び付けたロープで遊んだり、元気いっぱいに走り回って遊んだ。  参加した同短期大学子ども学科2年・吉川日奈子さん(25)は「子供たちが自分で考えて、自然にある物で遊んでいるのが印象的だった。もっとこういった取り組みを間近に見られる機会があったらうれしい」と話した。  意見交換会では、参加者から、見守りや学びにつながる遊びの促し方などの質問があり、園側は「子供が何に興味を持っているのか、感じ取るのが大切。リスクマネジメントに偏ると、次の一歩が踏み出せないので、話し合いながら決めている」などと回答した。


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