2024年問題見据え 幼稚園が特急列車貸し切り”遠足”実施




NHK北九州 NEWS WEB
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来月からトラックやバスの運転手の時間外労働が規制される「24年問題」を見据え、輸送を鉄道に切り替えてもらう取り組みを進めるJR九州は、その一環で団体向けの貸し切り列車のサービス拡大にも取り組んでいて、11日、特急列車を貸し切った幼稚園の遠足が行われました。

遠足を行ったのは、岡垣町の岡垣第一幼稚園です。

今月卒園した年長組の園児のお別れ遠足で、保護者などと合わせておよそ200人が参加し、特急ハウステンボス号を貸し切りました。

JR九州では、「2024年問題」を見据え、新たなニーズを掘り起こそうと団体向けに貸し切り列車の利用を呼びかけていて、今回の遠足が実現しました。

幼稚園によりますと、運転手不足などでバスの料金が上がるなか、鉄道だと費用を3割ほど抑えられるということです。

子どもたちは、海老津駅から門司港駅までのおよそ30分間、車窓からの眺めを楽しみ、その後、目的地の「九州鉄道記念館」などをめぐって、幼稚園最後の思い出を作っていました。

園児の1人は「踏切や線路とかが見られて楽しい」などと笑顔で話していました。

JR小倉駅の雲田昭慶駅長は「2024問題でバスの運転手の人手が不足してくるなか、鉄道の団体利用をPRしていきたい」と話しています。

また、岡垣第一幼稚園の深田章敬副園長は「保護者の負担が大きくならないよう今後も、電車で楽しめるところに行こうと思います」と話していました。


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