保育人材育成で協定  金沢学院大とこども園




北國新聞
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金沢学院大と「くら月こども園」(金沢市南新保町)を運営する社会福祉法人みづほ福祉会は27日、保育人材の育成やこども園の業務に関する包括的連携・協力協定を締結した。大学がこども園の運営を後押しし、保育者を目指す学生が現場で学びを深める機会をつくって地域の子育て環境の向上につなげる。

 金沢学院大では大学教育学部と短大幼児教育学科で保育者を養成している。学生教育の一環でこども園の運営法人と協定を結ぶのは初めて。

 みづほ福祉会は2026年秋をめどに、くら月こども園の園舎を南新保土地区画整理事業のエリアに移転、新築することを計画しており、これに合わせて教育プログラムの充実を図るために大学側に協力を求めた。

  ●4月から園長派遣

 協定は保育人材の育成や研修、学生の実習のほか、こども園の業務、人事面での協力が柱となる。大学は4月から職員を園長として派遣する。

 金沢学院大で行われた締結式には、飛田秀一学園長(北國新聞社名誉会長)と秋山稔理事長、みづほ福祉会の畠善寛理事長、入口真人副理事長が出席し、協定書を交わした。

 畠理事長は「大学の力を借りて子どもたちの能力を大きく伸ばす園にしたい。将来は金沢学院大附属の幼稚園という形でやりたい」と意欲を語った。秋山理事長は「保育士、幼稚園教諭の人材育成を始めて6年がたち、宿願が果たされた。こども園の発展と学生の大きな成長に期待したい」と述べた。



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